利用者のお孫さんと不倫してる話  56

部屋はワンルームの作りで中は最低限の家具しか置いておらずシンプルな部屋だった。


「どうぞそこに座ってください。」


3人は座れそうなソファに座り、本沢さんは冷蔵庫からプリンを持ってきてくれた。


「コーヒー入れるのでちょっと待ってくださいね。」


本沢さんはインスタントのコーヒーも用意してくれた。その間に部屋の中を見ると本棚に大学受験の参考書とか赤本が沢山あった。


「自分が完璧に理解してないと、人に教えるなんてできませんからね。」


と本棚を見ていた私を見てそう言った。同時にコーヒーも持ってきてソファの前のテーブルの上に置き本沢さんのすぐ右隣に座った。ソファに2人並んで座っている形だ。
さっきのお店よりの距離が近くて緊張した。


「勉強が好きで、その延長線で塾の先生になったんですよ。」


「勉強が好きってすごいですね。私なんて全然ですよ。」


「それ以外には好きってものがなかっただけですよ。」


本沢さんはお店の時とは違って話すことのほうが多かった。今度は私が聞く番と思い本沢さんの話を聞いた。
でも、それでも楽しかった。本沢さんのことをもっと知りたいからいろんな話を聞きたかった。プリンも食べ、コーヒーも飲み終わった頃、


「ぼくは、そんな感じの人です。」
と本沢さんは言った。
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