利用者のお孫さんと不倫してる話⑳

「こんにちは。ジャムです。メモありがとうございました。」

それだけのメールを送り10分くらい経ってからピコンと着信音が鳴った。スマホを手に取り送信するよりメールを開くときのほうが緊張する。冬だから普段なら指先が乾燥してるはずなのに指先から出た汗で乾燥してない。

「こんにちは。本沢です。急に連絡先を渡されて迷惑ではなかったでしょうか?連絡いただけて嬉しいです。」

恐る恐るメールを開くと本沢さんらしく丁寧で率直なメール内容だったので緊張が解けてメールを続けることが出来た。

「迷惑ではありませんので大丈夫ですよ。実は相談したいことがあったのですがこちらこそ迷惑ではなかったでしょうか?」

「ジャムさんが相談ですか。実はこれから仕事なので明日の今くらいの時間であれば電話も可能ですが。」

本沢さんは塾の講師のため夕方から出勤することも珍しいことではない。

「お忙しいところすいません。それでは明日の今くらいの時間に電話させてもらいますね。」

「了解です。では」

私と本沢さんの関係が仕事の関係から個人的な関係になったような気がした。メールを終えてから椅子に座って少しの罪悪感を感じた。
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