利用者のお孫さんと不倫してる話⑲

☆彡話の内容☆彡
私はどこにでもいそうな普通の主婦です。始めて付き合った男性が現在の夫です。そんな私ですが、ヘルパーの仕事をしており、そこで知り合った利用者のおばあちゃんのお孫さんと不倫をしてしまったお話になります。
周りを見渡し男女で車に乗ってるのを見ると直感的に不倫関係と思ってしまう自分がいた。
でも、よく考えれば夫婦やカップルだろう。
「どうしよう、緊張してきた。でも大丈夫。」私はまた緊張してる自分に言った。
そこへ電話がなったので私はビクッ!としてしまった。普段ならそんなことないのに。慌ただしくスマホを手に取ると本沢さんからだった。
「もしもし。」
「ジャムさん、本沢です。ただ今到着しましたがジャムさんは着きましたか?」
到着した連絡だった。でもこの広い駐車場ではどこにいるか自力で探すのは無理だ。
「はい。到着しました。今建物から100メートルくらい離れた大通り沿いに駐車してます。」
「それは良かったです。ちょっと待ってて下さいね。今向かうので電話切らないでくださいね。」
本沢さんはそう言い電話を切らずに私を探してくれてる。1分くらい経った頃に本沢さんの車がゆっくり近づいてきたから私はハザードランプを付けた。
「本沢さん、今ハザードランプを付けました。見えますか?」
「あ、見付けました。ありがとうございます。電話切りますね。」
電話は切れて本沢さんの車は真っすぐに私の車へ向かってきて、左隣の駐車スペースに車を停め本沢さんの車の運転席の窓が開いたので、私も助手席側の窓を開けたら
「お待たせしました。ぼくの車で行きましょう。」
と本沢さんから声をかけてきたので
「はい。ちょっと待ってください。」
と返事をして窓を閉めてエンジンを切り車を降りて本沢さんの車へ向かい、助手席に乗った。
「待たせてしまってすいません。でも来てくれてありがとうございます。」
「私が早く来過ぎてしまって。だから大丈夫ですよ。」
本沢さんが遅れて来たわけではない。本沢さんは10分くらい前にはここに到着している。
「そうですか。それじゃ、行きましょう。」
と言い車を走らせた。私を不倫という目的地に向かって。
でも、始めに言っておくと後悔はしてません。